「広島のモデル賃金」調査結果
令和3年度調査結果
モデル賃金とは、学校を卒業したのち直ちに入社し、その後も引き続いて同一企業に勤務し、標準的な昇進をしたものについて、例えば「大学卒・事務・27歳・勤続5年」というように学歴・職種・年齢・勤続年数について設定条件(モデル賃金)をあらかじめ定め、それに該当する者の賃金額を各設定条件ごとに単純算術平均し、その水準を確定する方法である。
調査対象:広島県内13商工会議所会員事業所 (3,391事業所)
調査方法:郵送によるアンケート方式
調査時期:令和3年7月
調査項目:令和3年7月の学歴・年齢・勤続年数別モデル賃金
7月度に令和3年度の賃上げが未了の場合は、賃上げ実施後最初の賃金
モデル賃金のすう勢
モデル賃金の水準を所定労働時間内給与の全業種平均でみると、以下のようになる。
(1)大学卒・事務
22歳(勤続0年)の初任賃金20万4千円台を出発点に、年齢を加えるにしたがって賃金額は増加し、25歳で22万3千円台、30歳25万6千円台、35歳29万5千円台、40歳33万9千円台、50歳41万1千円台、55歳(勤続33年)では44万9千円台とピークを迎え、60歳では40万3千円台となっている。61歳31万9千円台、65歳28万1千円台となった。
初任時を基準(=100)として、各年齢における伸びをみると、30歳で1.25倍、40歳で1.66倍、50歳で2.02倍、55歳では2.20倍、60歳では1.98倍程度の伸びとなっている。61歳では1.56倍、65歳で1.37倍となった。
(2)短大・高専卒・事務
20歳(勤続0年)18万4千円台、30歳23万7千円台、40歳28万6千円台、50歳36万6千円台、55歳39万5千円台、60歳(勤続40年)では34万9千円台と、初任賃金の1.90倍程度の伸びとなっている。61歳28万2千円台、65歳26万2千円台となった。
(3)高校卒・事務
18歳(勤続0年)17万3千円台、20歳17万7千円台、30歳23万3千円台、40歳29万5千円台、50歳・55歳・55歳(勤続37年)では37万5千円台と、初任賃金の2.16倍程度の伸びでピークを迎え、60歳では32万1千円台、61歳27万1千円台、65歳25万6千円台となっている。
結果概要
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広島商工会議所 会員部 企画広報課
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