「平成22年度広島のモデル賃金」調査結果
モデル賃金とは、学校を卒業したのち直ちに入社し、その後も引き続いて同一企業に勤務し、標準的な昇進をしたものについて、例えば「総合職・大学卒・事務・27歳・勤続5年」というように学歴・職種・年齢・勤続年数について設定条件(モデル賃金)をあらかじめ定め、それに該当する者の賃金額を各設定条件ごとに単純算術平均し、その水準を確定する方法である。
調査対象:広島県内13商工会議所会員事業所(3,251事業所)
調査方法:郵送によるアンケート方式
調査時期:平成22年9月
調査項目:平成22年8月の学歴・年齢・勤続年数別モデル賃金
8月度に平成22年度の賃上げが未了の場合は、賃上実施後最初の賃金
モデル賃金のすう勢
モデル賃金の水準を所定労働時間内給与の全業種平均でみると、以下のようになる。
(1)大学卒・事務
22歳(勤続0年)の初任賃金19万4千円台を出発点に、年齢を加えるにしたがって賃金額は増加し、25歳で21万1千円台、30歳25万円台、40歳33万8千円台、50歳42万6千円台、55歳(勤続33年)では45万3千円台となっている。
初任時を基準(=100)として、各年齢における伸びをみると、30歳で1.29倍、40歳で1.74倍、50歳で2.19倍、55歳では2.33倍程度の伸びとなっている。
(2)短大・高専卒・事務
20歳(勤続0年)17万5千円台、30歳23万1千円台、40歳30万円台、50歳37万4千円台、55歳(勤続35年)では40万8千円台と初任賃金の2.33倍程度の伸びとなっている。
(3)高校卒・事務
18歳(勤続0年)16万4千円台、20歳17万2千円台、30歳22万9千円台、40歳30万円台、50歳36万3千円台、55歳(勤続37年)では37万8千円台と初任賃金の2.31倍程度の伸びとなっている。
詳しい結果は以下のPDFファイルへ(全36ページ)
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